園主の写真日誌/2018-03-07
ぶどうの昨年伸びた枝の芽に芽傷をつけています。
ぶどうの生長点部分(樹液圧が強いため早く出る先端の芽)で合成 される植物ホルモンのオーキシ ンは成長を抑制する働きがあり、この影響を受けないように芽の先端側に傷を入れます。
ただ、芽傷の効果については、ぶどうの根で合成される植物ホルモンのサイトカイニン(芽の分化, 発達を促す)との関係から、オーキ シンの移動制限説とサイ トカイニ ンの捕捉説の両方があり未だに十 分な解明がな されてお らず推測の域を脱 していないということのようです。
しかしながら芽傷の効果ははっきりしており、私は先端の芽以外の芽には全て芽傷を入れます。(もちろん2芽剪定の芽には入れません。)