2 鳩山総理の普天間問題における功績
平成22年5月23日記
2 鳩山総理の普天間問題における功績
最低でも県外移設と威勢のよかった鳩山総理の最終判断は、ほぼ現行案と同じ内容で沖縄県民にお願いするということになりました。
最近まで、ウルトラC(グアム等、国外移設)があるのではないかと思っていましたが、抑止力を勉強したら普天間の海兵隊は必要などというに及んではがっかりしました。
私は、ベルリンの壁やソ連邦の崩壊など冷戦体制から大きく変化した今も、日本に米軍基地が変わらず存在すること自体がおかしいことだと思っています。現在の米軍基地は日本の平和を守るための抑止力としては過剰状態です。
すでに日本に駐留している米軍基地の役割は終わっています。今後は、日米安全保障条約を見直して日本から米軍に撤退してもらうべきでしょう。成熟した対等の日米安全保障条約を目指す時だと思います。
この意味で、最近ようやくマスコミでもこのような意見を時々ではありますが聞くようになりました。これこそ鳩山総理の普天間問題における功績でしょう。鳩山総理の元々の狙いはここにあったのではないかと思っていたのですが、そうでもなさそうですね。