4 農水大臣は人材不足
平成22年7月14日記
4 農水大臣は人材不足
宮崎県の口蹄疫問題に対する国の対応は、現地の酪農家の痛みを全く理解しないものであきれてしまいます。
13日に行われた山田農水相と東国原知事の会談では、東国原知事が「種雄牛を守っていただきたいという嘆願書でございます」と渡そうとした嘆願書を、山田農水相は「はい、そこに置いて」と、受け取りもしなかったのです。
そもそも、口蹄疫は昨日今日発生した病気ではありません。今回のような事態の発生は、ほぼ確実に予測されていたことであり、今回のような対応しか取れなかった行政、特に国の責任は大きいものがあります。初動態勢の不手際をはじめ、事態発生時のマニュアル作りはどうなっていたのでしょう。また、口蹄疫自体に対する研究は十分になされていたのでしょうか?殺処分の一点張りでは脳がありません。種牛の分散飼育など、事前に実施されるべきことではなかったのでしょうか。全ては行政の、特に国(農水省)の怠慢でしょう。その延長線上で13日の山田農水相の対応は、国には責任はない、金は出すからさっさと殺処分しろということです。
米農家への個別保障や規制だらけの農政が日本の農業をダメにしていることに気づいて欲しいものです。