5 日中友好こそ第一
平成22年10月31日記
5 日中友好こそ第一
尖閣諸島沖における事件以来、いまだに中国との関係がギクシャクしています。
そろそろ日本は、尖閣諸島を領土問題として扱う時期に来ていると思います。
日本側の言い分の最も大きな部分は、中国、台湾が領土問題と主張し始めたのが、豊富な海洋資源の存在が明らかになった1970年以降であり、それまでは日本の領土として異議を唱えていないことを上げています。
原則論からいえば、日本にとっては領土問題は存在しないということです。蓮舫大臣も領土問題といった後、領土問題は存在しないといい直させられています。
いつもどおりに、日本の稚拙外交の結末です。1970年以前に領土問題の発生を予測し、確固たる措置をとっておくべきでした。右翼の設置した灯台等ではなく、日本国として設置しておくべきだったのです。
しかしながら事はもう遅しです。ここまできたら、中国、台湾も退けないでしょう。
過去には、こうなった場合の解決策は一つしかありませんでした。戦争です。強いものが弱いものを押しつぶしてきました。
われわれ現代人は、過去のおろかな解決法に進みそうな空気に惑わされてはいけません。たかが小さな島の領有権争いで国家間の友好を損なってはいけません。
解決策は、相互に譲り合うことしか有りません。日本も領土問題は存在しないなどと頑固にならないことです。関係国が共に納得できる方法は互恵関係の構築しかないのです。
尖閣諸島を日本、中国、台湾の友好地域と位置づけ、共同で開発し、友好を象徴する事業を立ち上げることしかありません。
もう領土問題が戦争に繋がるような、おろかな事態からは卒業すべきでしょう。